フォートナイトが「デジタル世界版Amazonプライム」になる日。Disney+内包のニュースから考える今後のエンタメの話
ただ『観る』だけのサブスクは終わる。映画の余韻のまま、自分が主人公としてその世界へ飛び込めるフォートナイトならではの強みとは。
「フォートナイトクルー」に入っていると、これからはDisney+(ディズニープラス)も付いてくるようになる。
そんなニュースが飛び込んできました。
ここで「そもそもフォートナイトクルーって何?」という方のために簡単に説明すると、これはフォートナイトが提供している定額制サブスクリプションサービスのことです。
加入すると、毎月ここでしか手に入らない限定のキャラクター衣装や、ゲーム内で使える通貨などが定額で定期的にもらえます。
つまり今回のニュースは、「ゲームの月額サブスク」に、ゲームとは直接関係のない「映画・動画の見放題サービス」がまるごと乗っかってきた、ということになります。
一見すると「へえ、お得なコラボだな」くらいで通り過ぎてしまいそうな話ですが、これ、よくよく考えるとかなり面白い変化の始まりな気がしています。
かつて、ただの「ネットの本屋さん」から出発したAmazonが、動画も音楽も生活用品もコミコミにした『Amazonプライム』を作り上げ、今や人々の生活インフラになったように
いまフォートナイトは、ゲームという枠組みを完全に飛び越えて、あらゆるエンタメをぜんぶ乗せした「デジタル世界版・Amazonプライム」、すなわち巨大な生活経済圏を作ろうとしているのではないのかなと
ディズニーランドの隣に「フォートナイト」が並ぶ未来
これまでのディズニーといえば、「ディズニー映画を観たひとが、その世界観を体験しにディズニーランド(パーク)へ行く」という流れがありました。
しかしこれからは、そこに全く新しいルートが生まれることになります。
「映画を観終わったら、そのままフォートナイト内のディズニー空間へ遊びに行く」という選択肢です。
いまやフォートナイトの中には、レゴに始まり、ウォーキング・デッド、タートルズといった作品とコラボした世界が数多く存在しています。
最近はスターウォーズ公式の世界をフォートナイト上に作れるようになったことで大変話題になりました。
フォートナイトは、世界中の作品をただ画面の向こうから観るだけでなく、「実際にその世界に入って体験できるハブ」として、着実に覇権を取りにいっているように見えます。
NetflixやAmazonには真似できない、決定的な「強み」
動画配信サービスの巨人であるNetflixやamazon。
彼らがどれだけ素晴らしいコンテンツを作っても、フォートナイトには絶対に敵わない決定的な違いがあります。
それは、「主人公が自分自身になる」という点です。
従来の動画視聴は、ストーリーも主人公もあらかじめ決まっています。
私たちはどこまでいっても画面の前の「観客」でしかありません。
でも、フォートナイトは違います。
お気に入りの映画を観終えたあと、そのワクワクした余韻を持ったまま、自分のアバター(自分自身)としてその世界へ飛び込むことができる。
ライトセーバーを握るのも、レゴの世界で街を開拓するのも、ウォーキングデッドの世界でサバイバルするのもすべて自分自身です。
この圧倒的な没入感こそが、他のどんなサブスクとも違う、フォートナイトならではの強みです。
仕事や学校が終わったら、とりあえずフォートナイトへ
もし今後、この「コミコミ化」がさらに進んで、音楽サブスクや日常的なデジタルサービスまでフォートナイトクルーに含まれるようになったら、私たちのライフスタイルはどうなるでしょうか。
おそらく、「仕事や学校以外の時間は、気づけばずっとフォートナイトの世界にいる」という人が爆発的に増えるはずです。
友達と他愛もないおしゃべりをするのも、映画を観るのも、音楽を聴くのも、すべてフォートナイトが入り口になる。
そんな未来は、そう遠くないところまで来ている気がします。
だからこそ、面白い島をたくさん作りたい
ただ、このエキサイティングなデジタルワールドは、Epic Gamesという一企業だけで完成するものではありません。
Amazonの豊富な品揃えを世界中のお店が支えているのと同じです。
フォートナイトという世界を面白くしていくのは、世界中のデベロッパー(クリエイター)の役目です。
僕自身もフォートナイトの可能性を感じて2年半ほど前からフォートナイトデベロッパーとして、活動させていただいていて
高評価世界1位、もっと遊びたいマップ世界1位というありがたい栄誉もいただきました。
こうやって自分の選んだ道が間違っていないんだと思わせてくれるニュースがはいるととてもワクワクします。
プレイヤーが時間を忘れてどっぷり没入できるような島を、これからもたくさん作っていきたいと改めて強く思わされました。
ただ消費されるだけのゲームではなく、みんなが「自分の物語」を楽しめる最高の場所を、これからも最前線で作っていきます。
もしよければ応援いただけると嬉しいです。








